ぶどう、イノシシ肉直売くろせ農園

農園経営の考え方、仕事内容、苦労話、生き甲斐をブログにしています。

ミジナの食害対策

2024年は毎日ムジナが畑にきて1000房を取られました。
今年は年明け早々かあ予防策をしました。
①アニマルネット張り
  横50m、高さ2mのアニマルねに張りました。ネットをぶどう棚の外周にはりました。
  棚の横に

小動物(ムジナ)の食害対策

1 防獣ネットの使用
 縦2m、横50m、16㎜の網目、ビニール製の堅い糸を4本を撚った防獣ネットを防風ネットの上に張り、防風ネットと共にワイヤーメッシュにくくり付けました。今まで、棚の横側は防風ネット、ワイヤーメシュ、トタンを張っていました。

2 電気柵の設置
  棚の横側の防獣ネットの上、地上1m位の高さに電気柵を張る準備をしています。動物は棚の横のネットを登って防鳥ネットの隙間から棚に入るか棚の横のネットの下の地面に穴を掘って入ります。

猛暑対策

1 遮光ネット
  遮光ネットは瀬戸ジャイアンツには遮光率65%の黒色が、その他の品種には遮光率40-50%のものが
適してしているようです。テントの上に掛ける時期は8月1日から9月30日までです。4月から11月まで掛けておくと花数が減ります。一部は日焼けしますが残りは粒が大きく日焼けしません。

出荷状況

1 出荷状況
  今年は昨年より20日早く熟れ、ピオーネが8月24日 、シャインが8月27日、瀬戸が9月4日。ビオレが9月17日からそれぞれ出荷しています。ピオーネは完売です。瀬戸も残りわずかですがピオーネの代品が増えて、予約の出荷ををしてみないと分からなくなっています。シャインも予約分を出してみないと残るかどうか分かりません。ビオレは10月10日に返戻品の出荷予定があり、20日先ですから動物の食害で房が無くなることを心配しています。

2 動物の食害
 動物がぶどう棚の網を破って入り毎晩食害します。対策として電気柵を5台買いましたが、あまり効果がないとも言われています。猛暑ですから草刈りをして設置する作業も負担が大きいです。動物の被害は早く出荷して防ぐしかないとも言われていますが、出荷を2人していますから出荷数に限界があります。

3 出荷の日にち指定
 特別な日にち瀬亭は長期間になると房が無くなります。 

出荷始めています

1 出荷開始
  8月23日からピオーネを出荷しています。色が来たものを探して出荷しています。今年は猛暑による日焼けとムジナによる食害が多く熟れたらすぐ出荷しています。日にちが経つと房数が減ります。

 9月25日からシャインも出荷しています。皮の色が黄色なら熟れています。出荷票のピオーネ、シャイとシャインが出荷できます。

注文受付け始めました

1 房数について
  遮光ネットを使用して3年目になります。その間、4月から12月まで張っていました。その影響かどうか分かりませんが花数が昨年は前年より1000房、今年は前年より2000房減少しました。枝も細く短くなりました。
  毎年間引いて袋掛けをする7月までは順調に成長していますが9月に袋を外すと房が傷んでいます。そこで8月には日除けの必要があります。栽培に試行錯誤をしていますので不確定な部分があります。
 今年は4000房付けていますので、2キロ箱に6房入れれば650箱できますし、5房なら800箱を出荷できる予定です。出荷してみないと分からない部分はあります。房は大きめです。

ジベレリン処理と間引き

1 今年の房数
  今年はピオーネ1300房、瀬戸ジャイアンツ1100房、シャイン1200房、ビオレ290房を付けています。
  2022年から遮光ネットを使用しています。4月のテント張りから11月まで使用していたところ房数が減ってしまいました。遮光ネットは8月、9月の2か月間しか使用できないようです。ぶどうの日焼け被害が多いので使用していましたが近いうちに遮光ネットを外して栽培する予定です。

2 ジベレリン処理と間引き
  2回目のジベレリン処理と間引きを始めます。高温の日が続きますから木の様子を見ていきます。  

花切りとジベレリン処理をしています

1 花数の減少について
   花切りをしてジベレリンで種抜きをしています。花数がピオーネ1300房、シャイン1200房でした。瀬戸ジャイアンツとビオレの数は今後数えます。昨年より相当数減っています。原因は分かりません。気温の上昇の影響、遮光ネットの使用時期の不適等が原因かもしれません。作業は毎年同じようにしていますが、花数に変化が出ています。

テント、遮光ネット張り

DSC002211 テント、遮光ネット、鳥ネット張りを始めました。
  テントは全長1700mあります。テントの上に遮光ネットを掛けてSPグリップで止めます。遮光ネットの重さでテントが破れなくなり、骨に止める場所も少なくて済みます。テントを張るとぶどう栽培の現場らしく気持ち良くなります。テントの下は雨天でも作業ができますし遮光ネットの日陰でひんやりして過ごし易いです。

2 畑周辺の草刈
  昨年収穫後から4月発芽までの間に畑周辺の草刈りをしています。また刈草は堆肥にするため畑周辺に集積しています。今年はチップソーを使用しています。刃の研ぎ方が分からず、刃の包装紙のデザインを見て試行錯誤しています。

3 猪肉販売
  今年は例年より多く11名の方に17kgを出荷しました。スライスは2㎜にしており、食べ易くしています。冷凍肉のスライスを薄くすると砕けてバラバラになることが多く商品にならない物が出ます。作業は解凍しないうちに手早くしないと汁が出て商品になりません。

4 わらび狩り
  4月2日に初出荷をしました。今年は気温が低く発芽や生育が遅れています。栽培しているのり面の石を拾って除け歩き易くしています。

堆肥入れをしています

DSC001951 堆肥入れ
 畑の隅や外で1年間腐らせた草をぶどうの周囲に入れています。それが更に1年経つと腐って土になります。化学肥料も使用していますが、ぶどうの主要な養分と思っています。

2 鳥ネット、遮光ネット、テントを外して冬の降雪に備えています
 温暖化で気温が上がっていますが年間に5cmの積雪が3回位あります。棚に積雪があれば棚が潰れ、ぶどうの木も折れてしまいます。木が折れると果樹は採れませんし、棚の修理代が1反に220万円位かかります。冬の雪を侮ると収入が無くなります。

3 遮光ネットを張る時期について
 遮光ネットは遮光率40-65%を使用しています。発芽から花切りの間に使用すると花数が減るようです。瀬戸ジャイアンツは65%が、その他は40-50%がそれぞれ適しているようです。
                                              4 袋掛け数と出荷箱数の減少                                       袋掛け数は2022年の7200から6200に減少しました。袋掛け数は収穫まで減ることはありませんが、気温が高く小粒、小房が多数あります。そのため出荷箱数は2022年の1100箱から900箱に減少しました。
 
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

kurosenouen

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ