ピオーネは6月22日から房作りを始めており、これまでに4人にお手伝いをお願いしました。
 今年は1回目のジベレリン処理が済んで、房作りができるようになったらすぐに、お手伝いを依頼しました。
 昨年まではできるだけ家族で房作りをして、粒が成長して房がカチカチになって仕方なくお手伝いをお願いしていました。
 ですから手間がかかって効率が悪く、はかどりませんでした。
 房作りはまず、8車(車というのは粒の塊のことです)に減らして、上の端の3車と先端の2車をそのまま置いて、房の中央部の車を3粒だけ残しています。 
 しかし、気温が高く一向に進めません。
 棚の3メートルの片側に約9房を残し、残りの房は摘み落としています。
 房作りが済むとすぐに袋を掛けています。袋掛けが終わると1段落でなんとなく安堵します。
 農薬もフロアブルから水和剤や水溶剤に替えて使用できます。

 瀬戸ジャイアンツは房先7枚の葉を残して芯を止め、副梢も全部折ってしまいます。
 その枝と副梢の成長の早さはずいぶん早いです。
 
 2回目のジベレリン処理が終わっていますから、粒が成長して粒と粒が当りだします。粒の隙間が無くなったら粒を間引く作業が始まります。
 今年は良い房が多く、形の良い房はとても楽しみです。
 5ー6月は房や葉が若くやさしいので病気になりやすく、予防作業を6回しました。 

 出荷はピオーネが9月初旬、瀬戸ジャイアンツが10月ですから2-3ヶ月で熟れます。