ぶどう、イノシシ肉直売くろせ農園

農園経営の考え方、仕事内容、苦労話、生き甲斐をブログにしています。

2011年10月

間もなく完売になります

瀬戸ジャイアンツは、10月22日で完売しました。
幼木は粒が大きくなりません。
今年は木が成長して大きな粒が採れだしたため立派な房ができました。
昨年と一昨年、農業普及所の方に教わったのが大きな成果を生みました。

一昨年はうどん粉病の被害に遭っていいものが作れませんでした。
昨年はピオーネのホルモン処理後の房作りに追われていたところ、瀬戸ジャイアンツのホルモン処理の適期を外れて花が落ち無くなってしまいました。
それでも遅れて開花した花で房ができ、何とか出荷できました。
今年も、梅雨明けにうどん粉病が発生し心配しましたが、袋掛けが
済んで、予防にボルドーが使えだすと治まりました。
来年は、更に木が成長し成木になりますので、立派な粒ができると思います。

ピオーネは棚に残っているのが90房になりました。
今月中には完売になりそうです。
ピオーネは房が熟れ過ぎて10月中旬からは病気が多発し、脱粒もしやすくなります。
今年と昨年の袋掛け数はほぼ同数ですが昨年は花切りを10車にしたため、大房になり、色が来ず
11月21日まで出荷が続き、とても苦労しました。

また、大房で2キロ箱に3房入れるのが多く、箱数も250箱位の差が付きました。
花を8車にすると粒に色がよく来て上品なものが採れます。
しかし、重量が軽く、2キロ箱に5房位詰めています。
そのため、間もなく完売になります。

出荷期間が長いと従業員の疲労も続きます。
完売すると畑の周囲やのり面等の草刈や、スプリンクラーの片付け、ポンプの水抜き、テントの片付け、防鳥ネットの片付けの作業が始まります。

出荷作業中です

CIMG2103

9月はピオーネだけを注文されたお客さんを主として出荷しました。
ピオーネは熟すのを待って、1房づつ色付きを確認して収穫しています。
熟すのが遅れているため収穫日の午前中はピオーネの収穫作業に費やしてしまいます。

10月は瀬戸ジャイアンツだけを注文された方を主に出荷しています。
瀬戸ジャイアンツは10月まで木に付けて完熟にしていますので必要数だけ楽に収穫できます。

ピオーネと瀬戸ジャイアンツの詰め合わせは、ピオーネが熟すのを待って出荷しており、思いどおりに出荷できません。

10月10日でピオーネの7割、瀬戸ジャイアンツの8割の予約をいただいています。
出荷済みは概ね6割ではないかと思っていますが、出荷数の計算をする間が無くてできていません。
昨年は11月中旬まで出荷しましたから、今年は早めに出荷しているつもりです。

ぶどう狩りは14組約40名の方が来てくださいました。
山間僻地で、超高齢化社会、限界集落へこれだけの方に来ていただけるのはぶどうの持っている力(魅力)によるものと思っています。
 ただ、周囲の景色がすばらしいので皆さんに喜んでもらっています。

注文を頂いているのに、未だ出荷できてない方には早めに出荷したいと思っています。

瀬戸ジャイアンツのうち、3本は高梁市備中町の栽培農家から買った自根の木でしたが、傍に植えて育てていた接木の瀬戸ジャイアンツが2回目の収穫を終えるまで成長したので、更新しています。
 但し、畑が他人の植林に接しているため、数年後には日当たりが悪くなり、いいものが採れるかどうか分かりません。

記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

kurosenouen

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ