ぶどう、イノシシ肉直売くろせ農園

農園経営の考え方、仕事内容、苦労話、生き甲斐をブログにしています。

2011年06月

ぶどうの予約受付を始めました

 私方は毎年6-8月に以前から買ってくださる方を注文書を持って訪問したり、電話でお願いしたりしてFAX等で予約をお願いしてます。その注文で運送屋の出荷伝票を入力して出荷の準備をします。そして8月下旬から順次出荷を始め、9-11月まで出荷が続きます。 
                                                                     出荷が始まると出荷に追われて予約の勧誘をする間が無いので毎年早めに予約を取るようにしています。
 出荷中も木に虫が来て放置すると葉っぱを食われてしまい、実が持たなくなるので木の管理や畑の草刈をする係りが要ります。
 全員が出荷や配達に従事できません。

 昨年は約250名のお客さんに約800箱を出荷しました。
 出荷は午前中に畑で収穫し、昼ごろから手入れにかかり、箱詰します。
 午後5時に運送屋が山の上の選果場に来て積み込んで全国に向け出発します。そして翌日中に、ほぼ全国に配達されます。

 ぶどうの柄部は木から採った時には長さが10-30cmあります。通常の場合、荷造りの邪魔になるので出荷時に切り取って捨てますが、真っ青な柄部をつけて新鮮なものであることを証明しています。
 ただ箱詰めには柄部がぴんぴん跳ねて手間がかかります。

 瀬戸ジャイアンツは房を大きくし過ぎると糖度が上がらないようです。また房数を一定数より増やすと同様に糖度があがらないようです。
 一般的に生産者は大房を作ろうとしますし、お客さんにも大房が好まれますが品質の低下もはっきりします。

 瀬戸ジャイアンツは9月下旬から出荷できますが、10月まで畑で完熟にして、糖度をしっかり上げて出荷しています。

 完熟にすると粒に薄茶色の模様が付きますが、甘さは強くなりなんとも言えない美味しさになります。続きを読む

房作りを始めました

 ピオーネは6月22日から房作りを始めており、これまでに4人にお手伝いをお願いしました。
 今年は1回目のジベレリン処理が済んで、房作りができるようになったらすぐに、お手伝いを依頼しました。
 昨年まではできるだけ家族で房作りをして、粒が成長して房がカチカチになって仕方なくお手伝いをお願いしていました。
 ですから手間がかかって効率が悪く、はかどりませんでした。
 房作りはまず、8車(車というのは粒の塊のことです)に減らして、上の端の3車と先端の2車をそのまま置いて、房の中央部の車を3粒だけ残しています。 
 しかし、気温が高く一向に進めません。
 棚の3メートルの片側に約9房を残し、残りの房は摘み落としています。
 房作りが済むとすぐに袋を掛けています。袋掛けが終わると1段落でなんとなく安堵します。
 農薬もフロアブルから水和剤や水溶剤に替えて使用できます。

 瀬戸ジャイアンツは房先7枚の葉を残して芯を止め、副梢も全部折ってしまいます。
 その枝と副梢の成長の早さはずいぶん早いです。
 
 2回目のジベレリン処理が終わっていますから、粒が成長して粒と粒が当りだします。粒の隙間が無くなったら粒を間引く作業が始まります。
 今年は良い房が多く、形の良い房はとても楽しみです。
 5ー6月は房や葉が若くやさしいので病気になりやすく、予防作業を6回しました。 

 出荷はピオーネが9月初旬、瀬戸ジャイアンツが10月ですから2-3ヶ月で熟れます。

2回目ジベレリン処理と房作り

 2回目のジベレリン処理の時期が来ました。
ジベレリン処理はぶどうの種を抜き、粒を肥大させます。 1粒が直径3cm位になります。
その時期はピオーネも瀬戸ジャイアンツもほぼ同時です。

 ピオーネは花かすをコンプレッサーと手で落とし、房作りが済むと袋を掛けます。
 長さ1,1kmの棚の房作りには毎年お願いしている方々に応援を依頼します。                   この応援を頼む時期は球の成長を見て、早めにした方が作業が楽で作業効率が良いようです。     
                                                                    6月26日には台風が近づく予定です。
その前後にジベレリン処理と今年7回目の予防をします。 
                                                                    瀬戸ジャイアンツは樹勢が強く、わずかな間に枝や副梢が伸びて養分を取り、房が大きくなれません。
 そこでまめに枝先の心を止め、副梢を取ってしまいます。
 2回目のジベレリン処理までに房の軸長を約7cmに揃えておきます。今年は早めに1回目のジベレリン処理をしたので花振いが無く順調に行っています。

偶数の6月は草刈りと草枯らしの予定月です。
 ここ数日、猛暑が続いているので、おかしければ日を替えて体調を整えて作業するように家族で話し合っています。

棚付けの直しをしています

 5月下旬に枝を棚付けしたのですが、そのころは枝が柔かくてぶどう棚にテープで止めようとすれば根元から折れるので枝の向いている所に付けました。
 そのままでは枝の房の位置が棚の中の一定の場所に並びませんし、枝の副梢を折る等管理もしにくいので、枝の出ている場所の真横に棚付けをやり直しています。
 この作業もかなりの手間と時間がかかります。
 枝を付け直し、副梢を折って落とし、芯を止めると2回目のジベレリン処理の準備が完了です。

 ジベレリン処理は1回目が6月18日に終了し、ピオーネは粒が大きくなりつつあり、房作りができるようになっているのもあります。瀬戸ジャイアンツは、花が全部咲いてないのにジベレリン処理したので花振いはしていませんが成長が遅いようです。今後、25日ごろから2回目が始まります。

 6月は棚の下の草刈を予定していますが、6月中に3回も予防しなければならず、次の休みも忙しくなりそうです。
 
 家は瓦工事の棟も出来上がり、間柱が徐々に入って家らしくなりました。
 屋根に雨樋も付きました。窓枠の工事が出来次第、面格子が付いています。

花切りをしています

 ピオーネは花が蕾から開花しています。 家族3人で毎週3日間をぶどうの手入れに当てていますが、その中1人は、予防や畑の除草、道路や周囲の草刈等の作業にあたっています。                        そこで6月11日には鼻切りの作業に応援を1人、12日には4人頼みました。これまで約6000の枝の棚付け、先端をテントから出して心止め、副樟の管理、1枝に2個,3個ある花を1個に搾り込み等の手入れをしてきましたが、開花し始めました。
 6月11日は朝から雨天で合羽を着て花切りをしました。雨に濡れると体が冷え、寒いので、衣類を多めに着ています。さらに、昼食と夕食の前には全ての衣類を着替えて体を壊さないように気をつけています。
 6月12日は、昼過ぎから午後7時ごろまで雨天でした。そのため洗濯物がたくさんになりました。
 6月14日からは家族の中2人が毎日手入れに当たる予定です。
 開花が早く、花切りの済んだ畑は種を抜くためのホルモン処理をしました。ピオーネの中には全て開花したものと7分位開花したものがありますが全てにホルモン処理をしました。次は10日先に2回目のホルモン処理をする予定です。
                                                                            瀬戸ジャイアンツは、開花の直前ですが、花切りを概ね終えてしまいました。
 形の良い花とそうでないものがありますが、出荷するまでには、ほぼ同じようになります。
 ホルモン処理までに花の長さをもう1回、点検したいと思っています。
 今年は予防のお陰で病気にならず、順調に成長しています。

家は先日、棟上げを済ませ、今日は屋根の棟の瓦を葺いてくれたようです。
仮の風呂と台所で不自由な生活していますので早めに引き渡せるようにして欲しいものです。
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